まず表紙で癒されます。かなり詳細に書かれたシベリアンハスキーの絵が、もふもふの毛並みを想像させます。そして、獣医学科の若者と教授や家族の日常を描いた、面白い漫画です。
シベリアンハスキーのチョビが獣医学科から逃げ出し、それを主人公のハムてるが飼うことになる場面が好きです。
おそらく漆原教授は、もともと子犬を可愛がっていくつもりであったのだろうと思うのですが、一瞬で動物を可愛がることが出来る人を見分ける才能と、かなり強引に自分本位に人を翻弄する才能を持っていて、先を見据えてハムてるに託したのだろうということが伺えるシーンです。
今後の展開がここで決まります。
脇を固める登場人物も、ねずみが苦手なのに獣医科にる二階堂、ハムてるの家の先住動物の三毛猫ミケなど個性があって楽しいです。一度テレビドラマ化されました。是非次のドラマを期待しています。